あなたの仕事は大丈夫?法律で決められた派遣できない5つの業務とは

cc4ac752a28ab539855c83754c790ad1 m min 1024x767 - あなたの仕事は大丈夫?法律で決められた派遣できない5つの業務とは 人材派遣業はすべての業務に対して人材を派遣できるのでしょうか?
答えはNOです。
労働者派遣法では、5つの業務について派遣してはいけないと定められています。この5つの業務についてご説明致します。

港湾運送業務

港湾運送業務とは港などで荷物の輸送や仕分け、検品などの業務のことで、港の中にある倉庫内の作業も港湾運送業務の範囲内に含まれています。それらの場所で作業する作業員を一般労働者派遣事業の許認可を持つ会社では派遣できません。港湾労働法という法律で、特別な労働基準が設けられているためで、厚生労働省が定めた港湾労働者雇用安定センターからのみ派遣可能です。

病院や診療所などでの医療関連業務

医師や歯科医師、看護師・准看護師、栄養士等の医療関連業務には派遣できません。ただし、紹介予定派遣のように直接雇用を前提としている場合は派遣が認められています。また、病院や診療所以外の社会福祉施設への派遣も認められています。

警備業務

住居や駐車場の警備、現金輸送を行う警備、交通誘導などの警備業務への派遣もできません。例えば、販売スタッフを派遣し、混雑時に客の整理を頼まれた場合、これも警備業務とみなされる場合がありますので、注意が必要です。

建築業務

家やビルの建設現場や天井などの修理現場、建物の解体現場などに派遣することができません。求人票には軽作業と書かれていて、現場に行ってみたら倉庫の解体現場で備品回収などの作業だったという事例が過去にありました。これは違法です。

弁護士や司法書士などの士業

名前に士が付く士業の中で、弁護士、外国法事務弁護士、司法書士、建築士の派遣はできませんが、公認会計士や税理士、弁理士、行政書士の派遣はOKです。また、弁護士事務所などへ事務職として派遣されるのは、士業ではありませんのでもちろん合法です。

さいごに

5つの業務はそれぞれ専門的な知識や経験が必要とされる業務です。その業務の中には資格がなくても経験がなくてもできる作業もあるので、違法だと知っていながら派遣を行うブラック企業も残念ながら存在します。その結果、知らないうちに実は派遣してはいけない業種で働いていたということがありますので、上の5つの業務に該当しそうな場合は、すみやかに派遣会社に確認しましょう。


参考サイト:労働者派遣の禁止業務 | 一般社団法人日本人材派遣協会